注文住宅の土地が見つからない。
土地探しのコツや気を付けるポイントってあるの?
今回はこんな悩みを解決します。
マイホームをを建てるうえで、
ハウスメーカーと同様に重要なのが土地ですよね。
そんな土地探しは順番を間違えると失敗します。
結論から言うと、
建ててもらう業者を先に決めるのが土地探しのコツです。
2~3年土地探しをした結果、
理想の土地とはかけ離れた土地で妥協してしまった。
なんてことにならないように、
まずは正しい土地の探し方を知っておきましょう。
- 土地探しの3つのコツ
- 土地探しする上での注意点
- 土地探しが進まない場合の対処法
注文住宅の土地が見つからない原因
- 理想が高く完璧を求めすぎている
- 希望のエリアが狭すぎる
- 予算が合わない
原因①:理想が高く完璧を求めすぎている
土地探しは人によっては何年もかかる場合があります。
その理由として希望条件をすべて満たす土地が出てくるのを待っているからです。
こんな土地じゃないと嫌だ!
- 1000万円以下
- 60坪
- 主要駅が徒歩5分でスーパーも歩いて行ける
- 国道に近くて、高速も10分ほどのところ
- 新興住宅地で回りが同世代
極端な例ですが、この条件すべてを満たす土地なんてありません。
自分が何を一番重要としているのか優先順位を決める必要があります。
そのうえで妥協できる部分を見つけないと、いつまでたっても決まりません。
失敗したくない気持ちはわかりますが、ある程度の土地が見つかれば決めてしまう決断力が大切です。
原因②:希望のエリアが狭すぎる
○〇市の〇〇町じゃないと嫌だ。
これでは土地を見つけるのはほぼ不可能です。
希望のエリアから駅2つ分くらいにエリアを広げてみましょう。
エリアを広げることで通勤時間はかかってしまうかもしれませんが、
安くて広い土地が手に入ったりします。
原因③:予算が合わない
予算が低すぎるとなかなか希望条件に合う土地は難しいでしょう。
山の方や狭小住宅になる可能性がでてきます。
予算が1000万だとしたら、
1300万円くらいまでは許容範囲と考えてもいいかもしれません。
ハウスメーカーで調整することもできますし、
融資を少し増やしてもらうことも検討してみましょう。
注文住宅の土地探し3つのコツ
- ハウスメーカーと工務店を先に決める
- 住みたいエリアを決める
- 土地購入に使う費用を決める
土地探しのコツ①:ハウスメーカーや工務店を先に決める
先にハウスメーカーや工務店を決めてから担当の営業マンと土地を探しましょう。
ハウスメーカーはネットにはのっていない好条件の未公開土地情報を持っているからです。
土地探しのコツ②住みたいエリアを決める
まずはどのエリアに家を建てるのかを決めましょう。
エリアを決めるのにこんな希望があると思います。
- 職場に近い場所にして通勤時間や交通費を節約したい
- 駅や学校に近い場所にして子どもの通学のことを考えたい
- 老後を見越して車に乗らなくても買い物に行ける場所がいい
こんなふうに希望がいろいろあると思いますが、
全てをかなえる土地というのはめったにありません。
あったとしてもライバルが多く、値段もかなりのものでしょう。
あなたが何を一番優先したいのか?
まず優先順位を決めてみるのが土地探しのコツです。
わたしが探した条件はこんな感じ。
- 職場まで車で30分以内
- 子供の為に駅まで自転車で10分の距離
- 病院やスーパーが徒歩圏内にある
土地探しのコツ③土地購入に使う費用を決める
エリアを決めたら予算を3000万以内など、ある程度決めます。
良い立地を優先するなら建築費用は安くしないといけません。
反対に土地はそんなにこだわらないなら、
建築費用を多めに大きな家を建てたいといった感じですね。
フラット35を利用した方の平均費用がわかる表を参考までにのせておきます。
費用 | 建築費用 | 土地費用 |
---|---|---|
全国平均 | 2,961万円 | 1,436万円 |
三大都市圏 | 2,910万円 | 1,903万円 |
首都圏 | 2,851万円 | 2,310万円 |
近畿圏 | 2,884万円 | 1,655万円 |
東海圏 | 3,112万円 | 1,300万円 |
その他地域 | 3,016万円 | 932万円 |
注文住宅の土地の探し方
土地の探し方①:不動産会社にお願いする
直接不動産会社にい行き、土地を紹介してもらう方法です。
ネットには載っていない情報を手に入れることができるのが最大のメリットです。
さすがのネットワークで周辺の環境やどんな人が多く住んでいるかも知っている場合があります。
土地の探し方②:施工してもらうハウスメーカーや工務店にお願いする
不動産会社とハウスメーカーは、
どちらも『未公開土地情報』をもっています。
- 未公開土地とはネットなどに出ていない土地のこと
- 土地の半分以上はこの未公開土地だといわれている
- 未公開土地で売れなかった場合にネットに掲載される流れ
新しく整備されたばかりの土地なのに、いい場所は売約済みになっているのを見たことありますよね?
あれは売りに出される前から情報をもらった人が先に買っているんです。
他にもハウスメーカー目線で家を建てやすいか、
家を建てたときの日当たりなんかも教えてもらえますよ。
プロ目線でアドバイスしてもらおう!
土地の探し方③:ネットでサイトから見つける
土地情報が豊富なサイトではエリア別にしてあるので検索もしやすく、気軽にみられるのがメリットです。
しかし、ほかにも見ている人が大勢いるので、
気になっている土地がすぐに取られてしまったということがよくおこります。
あくまでどんな土地があるのかの目安を知る為に利用します。
注文住宅の土地探しの気を付けるポイント
- 現地に実際に行って確かめる
- 考えられる災害の場合にどうなるか確認する
- 建ぺい率と容積率を確認する
- 用途地域を確認する
ポイント①:現地に実際に行って確かめる
気になる土地を見つけたら実際に行って確かめてください。
できれば昼、夜、平日、土日といろんなパターンを見ておくのがベスト!
実際に住んだことを想定して、最寄りの駅や近くのスーパーに行くのもいいですね。
その間に他の人にとられちゃわない?
他の人にとられてしまう可能性も確かにあります。
ですが一生住むかもしれない土地なので、しっかり確認して納得できる土地にしましょう。
国道に近いと昼間は気にならなかったけど、
『夜になるとバイクやトラックの音がうるさい』
なんてことになるかもしれないからです。
現地視察なんて自分でやる時間がない人は、近隣調査のプロ『トナリスク』に相談してはどうでしょうか?
調査の
ポイント②:考えられる災害の場合にどうなるか確認する
ここ数年の異常気象の影響で台風や大雨で大変なことになっていますよね。
せっかく注文住宅を建てても、条件の悪い土地を選んだばっかりに最悪の事態になる可能性があります。
- 川が氾濫して家が水浸しになってしまった
- 山の近くに建てて土砂崩れに巻き込まれた
- 家に行く唯一の道が陥没して通れなくなった
こういったリスクを最初から排除して土地を選びましょう。
土地の購入前にはハザードマップを見せてもらい確認してください。
ポイント③:建ぺい率と容積率を確認する
- 建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合
- 建築面積とは建物の壁、柱の中心線で囲まれた部分の水平面積で、建物の広さ
建ぺい率は用途地域ごとに上限が決められていて、上限をを超えた住宅を建てられません。
つまり土地の何%を建物用に使えるかです。
容積率とは敷地面積に対する建物の立体的な容積比率のこと
こちらは土地に対して3次元の空間をどれだけ使えるかです。
すっごいややこしいね。
かんたんに言うと?
地域によってはあまり大きな家は建てられませんよってことです
ポイント④:用途地域を確認する
用途地域とは、その地域ごとに建築物に対しての制限のことです。
低層住宅専用地域や中高層住宅専用地域などの、どんな建物を建てていいかの区分でもあります。
家の近くに大きなマンションが建つと嫌な人もいるでしょう。
このあたりも確認しておきましょう。
注文住宅の土地を購入するまでの流れ
- ハウスメーカーと一緒に土地探し
- 売主に買付証明書の提出
- 住宅ローンの事前審査を受ける
- 不動産売買契約を結ぶ
- 住宅ローンの本審査を受ける
- 金融機関と金銭消費貸借契約を結ぶ
- 土地の引き渡しと所有権移転登記
手順①ハウスメーカーと一緒に土地探し
土地探しにかかる期間は2か月~1年ぐらいが目安です。
先に決めたハウスメーカーに土地探しを依頼し、自分でもネットで情報を集めましょう。
なぜ先にハウスメーカーを決めるのかは後ほどくわしく解説します。
手順②売主に買付証明書の提出
土地を決めたら購入の意思表示をするために、売主や不動産会社に『買付証明書』を提出します。
提出後すぐはキャンセルも可能ですが、ある程度商談が進んでからのキャンセルは損害賠償請求されることがあるので注意しましょう。
手順③住宅ローンの事前審査を受ける
住宅ローンを組むには、金融機関で事前審査を受けなければなりません。
本審査とちがい、簡易的なものです。
審査結果は3~4日でわかるよ
手順④不動産売買契約を結ぶ
事前審査が通ったらいよいよ不動産売買契約を結びます。
契約を結ぶ際、重要事項をよく聞いて理解してから契約してください。
多分眠くなりますが頑張りましょう(笑)
昼食後は危険です。(体験済み)
手順⑤住宅ローンの本審査を受ける
不動産売買契約を結んだら、住宅ローンの本審査を受けます。
仮審査は金融機関の支店で行われますが、本審査は本店で行われるので1~2週間ほどかかります。
大企業に勤務している方や公務員の方は審査に通りやすいです。
手順⑥金融機関と金銭消費貸借契約を結ぶ
本審査が通ったら金融機関と『金銭消費貸借契約』を結びます。
お金貸すから利息と合わせて返してねってことだね
契約後に融資してもらえます。
ちなみに融資実行までの期間は金融機関によって違います。
手順⑦土地の引き渡しと所有権移転登記
金融機関から融資され、売主が入金を確認できたところで土地の引き渡しが行われます。
売主によって『所有権転移登記』が行われ、買主に引き渡し確認書を受け取ります。
これでようやく土地ゲット!
難しいことはハウスメーカーの人が一緒にやってくれますよ。
ここまで見て、わたしのように素人が1人でできそうでしたか?
難しすぎて何言ってるのかよくわからない。
正直、無理!
そう感じたんじゃないでしょうか?
なので、土地探しは必ずハウスメーカーの人と一緒にやりましょう。
まとめ+土地探しを代行してくれるサービス
- 土地を買うまでの流れは大きく分けて7つ
- 土地の希望条件を決めておくとスムーズ
- 土地は4つのポイントに注意する
- 土地探しはまずハウスメーカーを先に決める
- ハウスメーカーは複数社比較検討する
ハウスメーカーを決めるには複数社のカタログや資料を見て比較検討しますよね?
でもカタログ集めって1社ずつやると、
めちゃくちゃめんどくさいんですよ。
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