ローコスト住宅で木の温もりに囲まれた自然素材の家が建てたい!
費用をできるだけ安くする方法は?
本記事ではあなたのこんな悩みを解決します。
- 自然素材の家を安く建てる5つのコツ
- 自然素材の種類と特徴
- 自然素材の家のデメリットとメリット
何も考えずに無垢材を使用すると、自然素材の家は通常のフローリングや壁紙に比べてどうしてもコストが高くなってしまいます。
その結果、ローコスト住宅の最大のメリットであるコスパが失われてしまいます。
そうならないために、本記事ではローコスト住宅のメリットを生かしつつ、木の温もりが感じれる自然素材の家を安く建てるコツを解説するのでぜひ参考にしてください。
当ブログ「ローコストハウジングナビ」では2017年にローコスト住宅を建てて7年住んでいます。それらの経験をもとに解説します。
ローコスト住宅で自然素材の家を安く建てる5つのコツ!
ローコスト住宅で自然素材の家を安く建てるコツは以下の5つです。
- 自然素材の家を標準仕様にしている業者を探す
- 部分的にだけ自然素材を使う
- シンプルなデザインにする
- 無駄なスペースを無くして施工範囲を少なくする
- 頑張ってDIYにチャレンジする
かんたんなものから順番に解説します!
コツ①自然素材の家を標準仕様にしている業者を探す
まずは自然素材の家を標準仕様にしているハウスメーカーか工務店を探しましょう。
標準仕様にしていると、それだけ仕入れる木材が多いので価格が安く仕入れられます。
無垢材にする費用が最初から組み込まれているので、オプション費用が高くなることも防げますね。
どうやって標準仕様の業者を探せばいいの?
資料を一括請求すればかんたんです。
無料の資料一括請求サービスなら、希望の条件を入力するだけで気になるハウスメーカーの資料がまとめてもらえます。
こちらのランキング記事で、あなたに合う資料一括請求サービスを選んでみてください。
コツ②部分的にだけ自然素材を使う
建物すべてを自然素材にするのではなく、必要なところだけにしましょう。
たとえば、以下のような場所にだけ自然素材を使う方法です。
- LDK
- 寝室
- 床
床も壁も天井も無垢材にすると、小屋っぽさがでてしまします。
それより、床と天井の一部は無垢材で壁は普通にした方がオシャレにもなりますよ。
コツ③シンプルなデザインにする
1級建築事務所が作ったようなデザインではなく、シンプルなデザインにしましょう。
シンプルなデザインにすることで、規格化された木材を使えるからです。
結果的にオプション費用安くすみます。
設計の段階で要相談です。
安く建てるコツ④無駄なスペースを無くして施工範囲を少なくする
シンプルなデザインに加えて、廊下など無駄なスペースを無くしましょう。
無駄なスペースがない分、施工範囲が少なくなります。
さらに居住空間が広くなるメリットも!
ローコスト住宅の家づくりでは基本的に取り入れたい手法です。
コツ⑤頑張ってDIYにチャレンジする
最後のコツはDIYにチャレンジです。
難易度は高いですが、素人でも自作できるものがあります。
- ちょっとした棚
- キャットウォーク
- 押し入れや収納の床
- 壁の漆喰塗り
ホームセンターでも吸着タイプの無垢材や置くだけパネルも売っています。
目立たないところだけDIYしてみてはどうでしょうか?
必ず知っておきたい自然素材の種類と特徴
自然素材の家で使われる素材は主に以下の3つです。
- 無垢材(むくざい)
- 漆喰(しっくい)
- 珪藻土(けいそうど)
それぞれの特長をみていきましょう。
素材①無垢材(むくざい)
無垢材は原木を使いやすい大きさにした天然の木材です。
- 肌触りが良い
- 経年劣化で飴色になるなど味わい深い
- 断熱・保温効果が高い
- 湿度調節に優れていて湿気や乾燥の防止効果がある
- 木に含まれる精油にはダニやカビの発生を抑える効果がある
- 無垢材特有の香りにはリラックス効果がある
- 天然素材ゆえに色や節目にばらつきがある
素材②漆喰(しっくい)
漆喰は石灰石を原料とする物質でできた素材で、おもに壁に塗る塗料です。
- 調湿機能があり、夏の湿度や冬の乾燥を防いでくれる
- 燃えない素材なので防火対策の効果がある
- 経年劣化しにくく見た目の変化が出にくい
- 施工工程が多いので工期が長くなる
素材③珪藻土(けいそうど)
珪藻土はプランクトンの化石を土にしたもので、壁用の塗料として使われます。
- 湿度調節機能に優れている
- 脱臭、消臭効果がある
- ダニやカビが発生しにくい
- 音も吸収するので防音効果がある
- 漆喰同様にひび割れする可能性がある
珪藻土はお風呂マットとして人気だね。
ローコスト住宅で自然素材の家にするデメリット
ローコスト住宅で自然素材の家にするデメリットは以下の3つです。
- ローコスト住宅でも費用が高くなる
- 素材にバラつきがある
- 汚れに気を使う
デメリット①ローコスト住宅でも費用が高くなる
自然素材は素材自体が高級な為、一般的な住宅に比べてどうしても費用が高くなってしまいます。
そのためローコスト住宅のメリットである安さが生かせません。
対策としては、5つのコツでご紹介した方法を実践してもらえればと思います。
デメリット②素材にバラつきがある
自然素材なので素材の色や木目にばらつきがあります。
しかし、ばらつきがあるのが自然素材の良さでもありますよね。
時間とともに飴色に変わっていくのを楽しめる方に向いています。
デメリットでもあり、メリットでもありますね。
デメリット③汚れに気を使う
自然素材なので油性マジックや油汚れが落ちにくいです。
フローリングのように表面加工されていないので仕方ないですね。
子供のお絵描きや絵の具をこぼすと大変・・
コンロ周りやトイレの床などは無垢材にしないほうが無難でしょう。
ローコスト住宅で自然素材の家にするメリット
ローコスト住宅で自然素材の家にするメリットは以下の4つです。
- 住み心地がバツグンに良い
- メンテナンス費用が安くなる
- シックハウス症候群や化学物質過敏症になりにくい
- 火事になりにくい
メリット①住み心地がバツグンに良い
無垢材や漆喰などの自然素材は室内の湿度を調節してくれます。
そのため湿度の高い梅雨はじめじめせず、乾燥しやすい冬は快適に過ごせます。
さらに外気による影響を受けずらいので、一年中さらっとしたさわり心地です。
木材に囲まれているのでリラックス効果もありますね。
メリット②メンテナンス費用が安くなる
自然素材の家というと、高級素材を使っている分メンテナンス費用が高くなりそうですよね?
しかし逆にメンテナンス費用が安くなります。
自然素材の寿命は一般的な素材より長持ちだからです。
例えば漆喰の壁は、一般的な住宅に使われるサイディングよりも10倍長持ちします。
もちろんシロアリ駆除など最低限のメンテナンスは必要です。
ローコスト住宅のメンテナンス費用はいくらかかるのかは以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ参考にしてっください。
メリット③シックハウス症候群や化学物質過敏症になりにくい
自然素材の家は極力人体に影響のある化学物質を使っていません。
そのためシックハウス症候群や化学物質過敏症になりにくい特徴があります。
シックハウス症候群とは、以下の物質が原因で様々な体調不良を引き起こす症状です。
- 建材や家具に使われている接着剤
- 塗料
- 防腐剤に含まれる化学物質
- カビ
- ダニ
化学物質過敏症とは、微量でも化学物質に触れると多くの体調不良になる症状です。
私は実家からアパートに引っ越してすぐ、頭痛やくしゃみに悩まされました。
最初は理由がわかりませんでしたが、病院にいってみると過敏性アレルギー症状の可能性があると診断されました。
もし引っ越してから体調不良になったら化学物質が原因かもしれません。
メリット④火事になりにくい
自然素材の家は意外と火事になりにくいメリットがあります。
実際に漆喰の壁は火事に強い不燃素材として建築基準法で認められています。
さらに化学物質をあまり使っていないので、万が一火事になったとしても有毒ガスが発生しにくいです。
ローコスト住宅の自然素材の家に関するよくある質問
以下のよくある質問にお答えします。
- 住宅で使われる自然素材にはどんなものがありますか?
- 自然素材の家の魅力はなんですか?
- 昔の家はどんな素材でできていますか?
住宅で使われる自然素材にはどんなものがありますか?
住宅では以下の自然素材がよく使われています。
- 無垢材
- 珪藻土
- 漆喰
- タナクリーム
- シラス壁
- ホタテ壁
- 和紙壁紙
- 月桃紙
- ケナフ
- コルクタイル
- 竹フローリング
- 自然塗料
- 自然由来のワックス
自然素材の家の魅力はなんですか?
自然素材の家の魅力は以下のとおりです。
- 調湿効果がある
- 消臭効果がある
- 化学物質に敏感な人でも安心
- シックハウス症候群になりにくい
- 素材の温もりが感じられる
- 長く住むほど家になじむ
- 時間をかけて味わい深い色あいに変わる
昔の家はどんな素材でできていますか?
昔の家はヒノキやスギを使った無垢の床や壁でできていました。
柱や梁にはスギや松、土の塗り壁や和紙などの自然素材を使った家です。
まとめ
- 自然素材の家を標準仕様にしている業者を探そう
- 部分的に自然素材を使う
- シンプルなデザインにする
- 無駄なスペースを無くして施工範囲を少なくする
- 頑張ってDIYにチャレンジする
できるだけ安く自然素材の家を建てる為に、本記事で解説した5つのコツを参考にしてみてください。
でも、そもそもなぜローコスト住宅は安く建てられるのか気になりませんか?
手抜き工事をしたり、やばい材料をつかっているのでしょうか?以下の記事ではローコスト住宅が安く建てられる本当の理由を解説しているのでぜひ参考にしてください。