【失敗】ローコスト住宅に7年住んでみてわかったデメリット3選

ローコスト住宅に5年住んでみてわかった真実
悩むママ

ローコスト住宅はネットで言われてるように欠陥ばかりなの?
実際に住んでみて感じたデメリットは?

本記事ではあなたのこんな疑問にお答えします。

本記事の内容
  • ローコスト住宅に7年住んでみてわかった住宅品質
  • 7年住んだからこそわかるメリット・デメリット
  • 実績のある大手ローコストハウスメーカー3選

手が届く価格で夢のマイホームが手に入るローコスト住宅は、建てる前に住宅品質や、デメリットについて理解しておかなければ建ててから必ず後悔します。

コスパが良いにはある理由があるからです。

先にデメリットや悪い点について理解しておけば、契約後のギャップに驚くこともなくしっかり対策もできます。

本記事ではローコスト住宅に7年すんだからこそわかる、良い点や悪い点についてすべて正直にお答えするのでぜひ参考にしてください。

きむら

当ブログ「ローコストハウジングナビ」の筆者は2017年、26歳の時にローコスト住宅を建てて7年住んでいます。それらの経験をもとに解説します。

目次

【真実】ローコスト住宅に7年住んでみてわかった住宅品質

【真実】ローコスト住宅に5年住んでみてわかった住宅品質

結論、ローコスト住宅でもちゃんとした品質が確保して施工されています。

理由は日本には建物を建てる際に必ず守らなければならないルールが存在しているからです。

ローコスト住宅も例外ではなく建築法に基づいて作られており、基本的な安全さや使いやすさといった部分をしっかりと確保しています。

例えば私の住宅では断熱性を表すUa値が0.44を達成しており、平成28年度の基準値の2倍もあります。

ローコスト住宅の断熱性能であるUa値は0.44を達成

しかし、ローコスト住宅は価格を抑えるため、一部の設備に関しては高級品とは言えない場合もあるのも事実です。

たとえばキッチンやお風呂などの設備は、大手ハウスメーカーと比べてしまうと見劣りするかもしれません。

高級な設備や内装を期待することは難しいかもしれませんが、だからこそ、低価格で夢のマイホームが手に入ります。

きむら

私が7年間ローコスト住宅に住んでみたところ、家の基本的な機能には満足しています。

ローコスト住宅のさらにくわしい住宅性能については、以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>ローコスト住宅はぶっちゃけやばい?住宅性能の真実

ローコスト住宅に7年住んでみて実際に感じたデメリット3選

ローコスト住宅に5年住んでみて実際に感じたデメリット

私が実際にローコスト住宅に7年住んでみて感じたデメリットは以下の3つです。

  • 標準設備が低グレード
  • 完全に自由な設計ではない
  • 耐震強度が低い場合がある

デメリット①標準設備が低グレード

ローコスト住宅の標準設備は基本的に低グレードのものが初期設定されています。

たとえば、洗面台が1人暮らし用と同じ大きさであったり、トイレがタンク式になっています。

基本的には低グレードでも問題ないのですが、やはりこだわりたい部分ではグレードをあげたくなりますよね?

1か所だけでも理想の設備にすると予算を3万円ほど追加する可能性がでてきます。

きむら

ローコスト住宅を選ぶ際は、あらかじめどのグレードが標準設備なのか確認したほうがいいでしょう。

デメリット②完全に自由な設計ではない

ローコスト住宅は半自由設計であり、完全に好きな間取りや外観にはできません。

工場で同じ規格の物を大量生産することで、低価格での提供を実現しているからです。

とはいえ、土地に合ったある程度自由な間取りに設計してもらえるので、まったく同じ形の家になるわけではありません。

そして豊富な実績から、人気の間取り業者が用意してくれているので、知識のない人間でも安心です。

むしろ自由度が高すぎない点が逆にメリットともいえるでしょう。

デメリット③耐震強度が低い場合がある

ローコスト住宅は大手ハウスメーカーに比べて耐震強度が低い傾向があります。

四角形の住宅が多く、部屋数を少なくすることで壁の枚数を減らしてコストカットしているからです。

とはいえ、タマホームの「大安心の家」では標準で耐震等級3の家を実現しています。

ちなみに私のローコスト住宅のように制震ダンパーを追加してさらに強度を増すことも可能です。

ローコスト住宅は耐震強度が低い傾向がありますが、メーカーや工法によって強度を上げることは十分可能なので過度に気にする必要はないでしょう。

ローコスト住宅に7年住んでみて実際に感じたメリット5選

ローコスト住宅に5年住んでみて実際に感じたメリット

ローコスト住宅に7年住んでみて感じたメリットは以下の5つです。

  • 収入が低くても夢のマイホームが手に入る
  • 月々の返済が賃貸の+2万円ほどで済む
  • 夏涼しく、冬は暖かい
  • 耐震等級3だから地震がきても安心
  • 1軒家だから子供が騒いでも気にしなくていい

メリット①収入が低くても夢のマイホームが手に入る

やはり結婚して自分の世帯をもつとなると、誰もが一度は考えるのが一戸建ての注文住宅ですよね?

そんな夢のマイホームを年収400万円以下でも建てられるのがローコスト住宅最大のメリットです。

東京都内では難しいかもしれませんが、少し都会から離れた場所なら私のように平均年収以下でも可能です。

地方在住ならさらに土地も安いので、自分たちのこだわりを盛り込んだローコスト住宅が建てられるでしょう。

メリット②月々の返済が賃貸の+2万円ほどで済む

建築費が安いということは、ローンの返済もかなり安く済みます。

例えば地方で3~4人家族が暮らせる賃貸住宅なら家賃7~8万円程度かと思います。

8万円に+2万円ほど頑張れば一生モノの家が手に入るので、家賃を払うよりそちらのほうがよくないでしょうか。

20代後半から30代前半の方の場合、これから給与が上がる可能性が高いですし、+2万円ならそこまで負担にならないお金です。

メリット③結露しない、夏涼しく、冬は暖かい

ローコスト住宅でも窓が結露せず、1年中快適に過ごせます。

近年は窓がオール樹脂サッシが標準装備なことが多いため、冬場でも一切結露しません。

さらに断熱材もしっかりしているので、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせています。

実際に、私のローコスト住宅でも断熱等級は基準値のUa値0.87を大きく下回るUa値0.44を達成しています。

ローコスト住宅といえど、昔の高級住宅よりも性能は格段に上がっているといっても過言ではないでしょう。

メリット④耐震等級3だから地震がきても安心

ローコスト住宅でも耐震等級3は可能です。

家の形や制震ダンパーが使われているかによっても変わりますが、2023年の法律では最低でも耐震等級2は必ずクリアしなければならないと法律で決められています。

ローコスト住宅の耐震性については、以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>ローコスト住宅の耐震性は問題なし!耐震等級3も可能

メリット⑤1軒家だから子供が騒いでも気にしなくていい

集合住宅の場合、夜に子供が泣いたり騒いでしまうとどうしても周囲に気をつかってしまいますよね?

1軒家ならへんな気遣いはいりません。

最近のローコスト住宅は気密性に優れているので、窓さえ閉めていれば声がかなり漏れにくくなっているからです。

実際に私の家の周りは全ての家で小さなお子さんがいますが、お互い窓をしめているので夜中に泣き声が聞こえてきたことが1度もありません。

きむら

無駄なストレスを1つでも減らして子育てができるのも、注文住宅ならではのメリットです。

ローコスト住宅に住んでみた人のリアルな口コミ評判

ローコスト住宅に住んでみた人のリアルな口コミ評判

実際にネット上で見つけたローコスト住宅に関するリアルな口コミを紹介します。

トータルでみると大手ハウスメーカーと変わらないかも

建売とあまり変わらない

20代でも家が建てられる

安いのにしっかりペアガラスや防災瓦屋根を採用している

ローコスト住宅のおすすめ大手ハウスメーカー3選

ローコスト住宅の大手ハウスメーカー3選

ローコスト住宅の中でも有名かつ、実績のある大手ハウスメーカーは以下の3社です。

  • アイ工務店
  • タマホーム
  • ヤマト住建

おすすめ①アイ工務店

ローコストハウスメーカーアイ工務店
項目内容
会社名アイ工務店
本社所在地大阪市中央区心斎橋筋1-9-17エトワール心斎橋9F 
公式HPhttps://www.ai-koumuten.co.jp/
主な業務内容一戸建て住宅の設計
建築資産活用
特徴1mm単位の自由設計
スキップフロアが得意

アイ工務店は2010年に設立した比較的若い企業ながら、3年連続で売上伸び率が1位を誇る最も勢いがある企業です。

1mm単位での細かい注文も可能で、1.5階のようなスキップフロアや0.5階のように1段下げた秘密基地のような空間作りを得意としています。

無駄なスペースを無くしたい、狭い土地を有効活用したい方に向いています。

おすすめ②タマホーム

ローコストハウスメーカータマホーム
項目内容
会社名タマホーム株式会社
本社所在地東京都港区高輪3丁目22番9号 タマホーム本社ビル
公式HPhttps://www.tamahome.jp/ 
主な業務内容一戸建て住宅の設計
建築
リフォーム
マンションの建築不動産販売など
特徴高品質でデザイン性の高い住宅を提供
長期優良住宅の認定を取得
高効率のエネルギー性能
充実したアフターサービス

タマホームは品質にこだわり、長期優良住宅の認定を受けている住宅を数多く建築しています。

様々なデザインとプランを提供しており個々のライフスタイルやニーズに合った住宅が選択可能です。

そして高い断熱性能や太陽光発電システムも採用し、エネルギー消費を抑えて経済的で環境に優しい生活を実現します。

最後にタマホームでは、建築後のアフターサービスにも力を入れています。

定期的な点検や修理、リフォームなどのニーズにも対応しており、長期的な住まいの品質を維持できるよう対応してくれます。

おすすめ③ヤマト住建

ローコストハウスメーカーヤマト住建
項目内容
会社名ヤマト住建株式会社
本社所在地神戸市中央区浜辺通5丁目1番14号 神戸商工貿易センタービル18階
公式HPhttps://www.yamatojk.co.jp/
主な業務内容一戸建て住宅の設計
建築
リフォーム
土地活用の提案など
特徴カスタムオーダーの一戸建て住宅を提供
高耐震・高断熱の住宅設計
エコロジーに配慮した建築
充実したアフターサービス

ヤマト住建は『ハウス・オブ・ザ・イヤー』を13期連続受賞しているほど家づくりのノウハウと実績がある信頼できる会社です。

Low-Eトリプルガラスとオール樹脂サッシを標準仕様としており、ローコスト住宅の中でも住宅性能はトップクラスを誇ります。

私はヤマト住建で建ててから7年以上住んでいますが、見た目も問題なく毎日快適に過ごせています。

気になるハウスメーカーの資料をまとめて取り寄せる裏技

気になるハウスメーカーが複数ある場合は、無料の資料一括請求サービスを使うと手間が省けて非常に便利です。

通常資料を入手するなら各メーカーに1件ずつ問い合わせる必要があり、そのたびに個人情報を入力するので非常に面倒です。

そんなめんどうな作業を一括で終わらせてくれるのが「注文住宅の資料一括請求サービス」。

きむら

希望の条件を入力すると、知らなかった企業もリストアップしてくれるので良い企業と出会える可能性がさらに広がります。

以下の記事では私も利用したローコスト住宅の資料一括請求サービスをまとめているのでぜひ参考にしてください。

>>300万安くなった!ローコスト住宅の資料一括請求サービスランキング

ローコスト住宅に住んでみてに関するよくある質問

以下3つのよくある質問にお答えします。

  • ローコスト住宅は何年もつの?(寿命)
  • ローコスト住宅は結局いくらかかる?
  • ローコスト住宅は何カ月で建てられる?

ローコスト住宅は何年もつの?(寿命)

ローコスト住宅でもメンテナンスをしっかりすれば30年はもちます。

新築から10年後に1回目のメンテナンス時期が訪れるので、工事費用に100万円は用意しておいたほうがいいでしょう。

ローコスト住宅は結局いくらかかる?

私の35坪4LDKのローコスト住宅の費用は、税込み22,003,920円です。

細かい詳細は以下の記事で全て公開しているのでぜひ参考にしてください。

>>35坪4LDKローコスト住宅の費用総額をブログですべて大公開!

ローコスト住宅は何カ月で建てられる?

ローコスト住宅は契約を結んでから半年で建てられます。

上棟だけなら1.5カ月もあればほとんど完成します。

大手ハウスメーカーだと1年以上かかるので、すぐに家が建つのもローコスト住宅のメリットです。

まとめ:ローコスト住宅なら住宅費と生活費のバランスが丁度いい

立派なマイホームも重要ですが、日々のローン返済に追われ過ぎてしまっては幸せな生活とは言えません。

ローコスト住宅なら無理な費用も不満も発生せず、夢のマイホームが手に入ります。

ローン返済費と普段の生活費のバランスを考えると、平均年収以下ならローコスト住宅を検討してみてはどうでしょうか?

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