アイフルホーム300万円の家ってどんな内容?
本当に300万円で注文住宅が建てられるの?
本記事ではあなたのこんな疑問にお答えします。
- アイフルホーム300万円の家の真相
- アイフルホームの他のプラン
- 安い他社との比較
もし本当に300万円で注文住宅が建てられるとしたら非常に魅力的ですよね。
しかし、なぜそんなに低価格で建てられるのでしょうか?
本記事ではアイフルホーム300万円の家の実態や、他社との比較も合わせて解説するのでぜひ参考にしてください。
当ブログ「ローコストハウジングナビ」では2017年に注文住宅を建てています。それらの経験をもとに解説します。
アイフルホームで300万円の家は本当に建つのか?
結論から言うと、アイフルホームで300万円の注文住宅は建ちません。
ではなぜ300万円で建てられないのにも関わらず、「アイフルホームズ 300万円の家」というキーワードがあるのでしょうか?
上記の謎を順番に解説していきます。
「アイフルホーム 300万円の家」というフレーズは、実際には過去に行われた特定のキャンペーンを指しています。
このキャンペーンはアイフルホームのフランチャイズ加盟店が実施したもので、300万円の値引きや無料オプションなどが提供されたとされています。
しかし、これはあくまで一次的なキャンペーンであり、アイフルホームの一般的な住宅価格ではありません。
実際にはアイフルホームの住宅価格は坪単価25万円から65万円程度であり、土地代や付帯工事費を含めると総額はさらに高くなります。
アイフルホームの低価格住宅の秘密
アイフルホームが提供する低価格住宅の秘密は、特に「i-Prime7」プランに集約されています。
このプランは、低価格ながらも質の高い住宅を提供することで知られています。
i-Prime7プランとは?
i-Prime7プランとはネット上で外観・内装・プランを自分のペースで決められるサービスプランです。
完全規格住宅のため自由度は低いですが、人気のある間取りの中から選べるメリットがあります。
しかし、この価格は建物本体のみで付帯工事費や諸費用、土地代は含まれていません。
実際の総費用を考慮すると、土地代を含めると最低でも1,000万円程度は必要となるでしょう。
アイフルホームの低価格住宅はコスト削減の工夫によって実現していますが、「300万円で家が建つ」という表現は、実際には誤解を招く可能性があります。
低価格を実現する7つの理由
以下の理由により、i-Prime7プランは低価格ながらも質の高い住宅を建てることが可能です。
- ネット完結型のプランニング:住宅展示場やモデルハウスを持たないことで、それにかかる経費を削減。
- FCシステムの活用:フランチャイズシステムを利用し、中間マージンの削減。
- LIXILグループからの建材調達:大手グループからの一括調達により、建材コストを低減。
- 間取りの規格化:設計の標準化により、設計・発注作業の効率化を図る。
- シンプルなプランの提供:限られたプランに特化することで、コストと選択の複雑さを削減。
- 資材の一括調達:大量発注によるスケールメリットを活用し、コストダウンを実現。
- 作業の標準化と工期短縮:建築工程の標準化により、工期を短縮し、それに伴うコストを削減。
アイフルホームと他社との比較
アイフルホームは低価格住宅市場で注目されていますが、他にもアイダ設計、タマホーム、アエラホームといったローコストハウスメーカーが存在します。
これらのメーカーも、それぞれ独自の特徴とサービスを提供しています。
アイダ設計
アイダ設計は坪単価30万円から55万円程度で住宅を提供しています。
強みは一貫した自社作業による外注費の削減と、躯体を自社で生産することにあります。
また、住宅設備の一括大量発注によりコストを抑えています。
アイダ設計は、最低限の住宅設備を提供することで、低価格を実現しています。
タマホーム
タマホームは坪単価40万円から80万円と幅広い価格帯を提供しています。
特徴は外注や中間業者を排除することでコストを削減している点です。
また、1棟に74.1%の国産材を使用し、住宅設備の一括大量発注を行っています。
タマホームは標準で10年の保証を提供することも特徴の一つです。
アエラホーム
アエラホームは坪単価40万円から65万円で住宅を提供しています。
FCシステムを利用し、テレビ広告をせずにネット広告で経費節減を図っています。
また、外張断熱で高い断熱性・気密性を持つ省エネ住宅を提供しており、近年は価格よりも品質重視へのシフトが見られます。
各社の坪単価とサービス内容
これらのメーカーは、坪単価やサービス内容において異なる特徴を持っています。
アイフルホームはインターネット限定のプランでコスト削減を図っていますが、アイダ設計は自社生産によるコスト削減、タマホームは国産材の使用と保証期間の長さ、アエラホームは省エネ住宅とネット広告による経費節減に重点を置いています。
これらの違いを理解することは、住宅選びにおいて重要なポイントとなります。
アイフルホーム以外に300万円で建てられるハウスメーカー
300万円で実現可能な住宅として、タイニーハウスが注目されています。
また、アイダ設計の500万円台で建つ住宅も選択肢の一つです。
タイニーハウスとは?
タイニーハウスとは、その名の通り「小さな家」を意味します。
この住宅スタイルは限られたスペースと予算内で、シンプルかつ効率的な生活を実現することを目指しています。
タイニーハウスは通常20平米以下の小さなスペースに設計され、移動可能なものも多いです。
300万円で建てられるタイニーハウスは趣味の部屋やセカンドハウス、店舗などとして利用されることが多く、低価格でありながらもデザイン性や機能性に富んでいます。
500万円台で建つ住宅の例
500万円台で建つ住宅も、ローコスト住宅市場においては一つの選択肢です。
例えば、アイダ設計は過去に「555万円の家」という商品を販売していました。
これは坪単価36.4万円の木造2階建て15.25坪(50.41㎡)の住宅で、夫婦2人暮らしに適した1LDKの設計でした。
この価格は建物本体のみで、付帯工事費や諸費用が追加で必要ですが、土地代を除けば500万円台での住宅建設が可能です。
このような住宅はコンパクトながらも必要十分な機能を備えており、限られた予算内で新築住宅を手に入れる方法として注目されています。
以下の記事ではアイフルホーム以外におすすめの安いハウスメーカーを解説しているのでぜひ参考にしてください。
安く注文住宅を建てるための裏技
家を建てる際、コストを抑えるためにはいくつかの裏技があります。
これらの方法は、賢く活用することで、予算内で理想の家を実現する手助けとなります。
裏技①施主が資材を支給する
施主が直接資材を支給する方法は、建築コストを削減する一つの手段です。
この方法では施主が自ら建材や住宅設備を仕入れ、これらを施工会社に提供します。
例えば、知り合いの業者から安価に建材を入手できる場合、それを施工会社に支給することで材料費の一部を節約できます。
ただし、この方法を利用する際は、施工会社との事前の合意が必要です。
また、品質や安全性の確保も重要なポイントとなります。
裏技②DIYでコスト削減する
DIYでコストを削減する方法も、家づくりにおいて有効です。
例えば、照明器具の取り付け、カーテンの設置、床張り、ウッドデッキの板張りや塗装など、施主自身が行える作業を自分で実施することで、人件費を節約できます。
DIYは施工会社との事前の合意が必要ですが、自分でできる範囲の作業を行うことで、数万円から10万円程度の節約が期待できます。
裏技③モデルハウスの購入と相見積もり
モデルハウスを購入することもコスト削減の一つの方法です。
モデルハウスは一定期間展示された後、通常価格よりも安く売り出されることがあります。
これは家電製品で言う「展示品」のような扱いで、通常価格よりもお得に購入できるメリットがあります。
また、複数のハウスメーカーから相見積もりを取ることも重要です。
同じようなプランであっても、メーカーによって数百万円の差が出ることがあります。
相見積もりを取ることで、最適な価格での家づくりが可能になります。
複数社を検討するにはまずは資料が必要になります。
複数社の資料を一括で請求するなら、私も利用した無料の資料請求サービスが非常に便利です。
以下の記事で毎月の利用者が5000人を超える、注文住宅の資料請求サービスを解説しているのでぜひ参考にしてください。
アイフルホーム300万円の家に関するよくある質問
以下のよくある質問にお答えします。
- アイフルホームの家は何年持ちますか?
- 30坪のアイフルホームの価格は?
- アイフルホームは1位ですか?
- アイフルホームで40坪の家はいくらですか?
アイフルホームの家は何年持ちますか?
アイフルホームの家の耐久年数は、建築材料やメンテナンスの状況によって異なりますが、一般的には新築住宅は30年以上の耐久性が期待されます。
日本の住宅の平均耐用年数は約30年とされていますが、定期的なメンテナンスや適切な管理を行うことで、より長く住み続けることが可能です。
アイフルホームは品質と耐久性にも注力しており、長期間快適に過ごせる住宅を提供しています。
30坪のアイフルホームの価格は?
30坪のアイフルホームの価格は選択するプランや仕様、地域によって異なります。
一般的には750万円から2,000万円程度が目安です。
アイフルホームの坪単価は25万円から65万円程度で、これに土地代、付帯工事費、諸費用などが加わります。
アイフルホームは1位ですか?
「1位」という表現が何を指しているかによりますが、アイフルホームはローコスト住宅市場において高い評価を受けているハウスメーカーの一つです。
低価格でありながら品質の高い住宅を提供することで知られており、顧客満足度やコストパフォーマンスにおいて高い評価を得ています。
ただし、全ての評価基準で「1位」と言えるかは、具体的な基準や比較対象によります。
アイフルホームで40坪の家はいくらですか?
40坪のアイフルホームの家の価格も、プランや仕様、地域によって異なります。
一般的には1,000万円から2,600万円程度が目安です。
坪単価25万円から65万円程度を基に計算すると、この範囲内に収まることが多いです。
ただし、これには土地代や付帯工事費、諸費用などが含まれていないため、全体の予算を考える際にはこれらの費用も考慮する必要があります。
アイフルホーム300万円の家についてのまとめ
「アイフルホーム300万円の家」というフレーズは、一見すると非常に魅力的に聞こえますが、実際には300万円で家を建てることはできません。
この誤解を解くために、以下のポイントをまとめました。
- 「アイフルホーム300万円の家」という言葉は、過去に行われた特定のキャンペーンに由来しています。
- 実際には、このキャンペーンは限定的なものであり、アイフルホームの一般的な住宅価格とは異なります。
- アイフルホームの住宅価格は坪単価25万円から65万円程度で、土地代や付帯工事費、諸費用を含めると、総額はさらに高くなります。
- 例えば、30坪の住宅の場合、750万円から2,000万円程度が目安となります。
- アイフルホームは、低価格でありながら品質の高い住宅を提供していることで知られています。
- インターネット限定の「i-Prime7」プランなど、コスト削減の工夫を行っています
「アイフルホーム300万円の家」というフレーズは、実際には特定のキャンペーンに関連するものであり、一般的な住宅建設において300万円で家を建てることはできません。
アイフルホームの住宅は、低価格ながらも品質に優れており、実際の価格はプランや仕様、地域によって異なります。
住宅購入を検討する際には、全体の費用をしっかりと把握し、現実的な予算計画を立てることが重要です。
そして中には、建てると絶対に後悔する最悪なハウスメーカーも存在します。
以下の記事ではやめたほうがいいハウスメーカーを解説しているのでぜひ参考にしてください。