35坪4LDKのローコスト住宅の総費用は実際いくらなの?
それぞれの内訳は?
本記事ではあなたのこんな疑問にお答えします。
- 35坪4LDKのローコスト住宅の総費用内訳
- 建てたからこそわかる削減できるオプション
- 相場より300万円安くローコスト住宅を建てる方法
安さが魅力のローコスト住宅ですが、本体費用だけで決めると想定よりも費用がかかってしまうだけでなく、外構は手つかずの荒れ放題の家が完成してしまいます。
そうならないために、あらかじめどこにいくらかかるのか知っておくことが非常に重要です。
本記事ではローコスト住宅に実際にかかった費用の内訳や、いらないオプションまですべて公開するのでぜひ参考にしてください。
当ブログの筆者は2017年26歳の時にローコスト住宅を建てました。
それらの実体験をもとに解説します。
35坪4LDKローコスト住宅(注文住宅)の総費用はいくらかかる?
35坪4LDKのローコスト住宅の費用は、税込み22,003,920円です!
2千万円以内に抑える予定だったのですが、なんやかんや高くなってしまいました。
数千万円の内の50万円だと、『一生住む家だしまぁいっか』となるのが怖いところですね。
35坪4LDKローコスト住宅の坪数内訳
35坪とは言ってますが厳密には34.82坪です。
名称 | 広さ |
---|---|
延床坪数(㎡) | 34.82坪(115.10㎡) |
施工坪数(㎡) | 34.82坪(115.10㎡) |
建築坪数(㎡) | 19.91坪(65.83㎡) |
1階坪数(㎡) | 18.91坪(62.52㎡) |
2階坪数(㎡) | 15.90坪(52.58㎡) |
1階LDK | 19.75畳 |
1階和室 | 4.5畳 |
2階主寝室 | 7.5畳 |
2階洋室① | 6畳 |
2階洋室② | 5畳 |
2階WIC | 4畳 |
ハウスメーカーで発表されている坪単価は安いほど安くなると思われがちですが、実は坪単価が高い方がトータル的に安くなることがあります。
坪単価に含まれる工事費用はハウスメーカーによって違うからです。
坪単価で決めると後悔する理由や、坪単価についてくわしくは以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。
35坪4LDKローコスト住宅の間取り
1階と2階の間取りは以下の画像の通りです。
35坪4LDKローコスト住宅の建物費用の内訳
建築費用の内訳については、以下の4つの項目ごとに解説します。
- 本体工事価格
- 付帯工事価格
- 標準外工事価格
- 消費税
内訳①本体工事価格
本体工事価格は17,230,950円。
追加オプション無し、追加工事無しの場合の値段ですね。
このままの価格はありえないので、オプションなどが追加されてここからだんだん増えていきます・・
内訳②付帯工事価格
付帯工事価格は800,000円。
- 屋外電気配線工事
- 屋外給排水工事
- 屋外立水栓工事
- 雨水排水工事
- 仮設費用
- 下水道接続(宅内)
どれがいくらするのかの詳細は書いていませんでした。
付帯工事価格は全部まとめての値段のようですね。
内訳③標準外工事価格
標準外工事は総額2,506,000円です。
標準外工事とは、追加オプションのことですね。
つけたいオプションの希望を言いまくって、その後に絶対必要なものだけを残していった感じです。
それでもなかなかの金額になりましたが・・
見にくいのですべて表にしました。
名称 | 金額(円) |
---|---|
建物本体工事 | |
建物形状割増 | 40,000 |
バルコニー増坪 | 70,000 |
玄関屋根設置 | 253,000 |
バルコニー屋根設置 | 317,000 |
断熱仕様変更 | 190,000 |
外部工事 | |
窓仕様変更 | 0 |
ダイニング収納内窓設置 | 43,000 |
物干金物設置 | 17,000 |
内部工事 | |
土間収納設置 | 89,000 |
階段下収納設置 | 32,000 |
洗面収納設置 | 47,000 |
LDK扉変更 | 4,000 |
1階トイレ・2階トイレ扉変更 | 20,000 |
洗面扉設置 | 33,000 |
LDK・和室間仕切り設置 | 56,000 |
和室畳仕様変更 | 32,000 |
キッチンカウンター設置 | 44,000 |
ダイニングカウンター設置 | 111,000 |
2階ホール収納設置 | 23,000 |
洋室2扉変更 | 6,000 |
洋室2クローゼット変更 | 36,000 |
主寝室WIC棚追加 | 24,000 |
住宅設備 | |
HEMS設備なし | -80,000 |
TVアンテナ設置 | 58,000 |
エアコン設置 | 358,000 |
外部スポット設置 | 34,000 |
和室ライト設置 | 20,000 |
ダウンライト設置 | 66,000 |
キッチン仕様変更 | 100,000 |
カップボード設置 | 172,000 |
浴室仕様変更 | 279,000 |
1階トイレ仕様変更 | 12,000 |
合計 | 2,506,000 |
内訳④消費税
2017年に建築したので、消費税8%です。
総費用20,452,000円の8%なので、消費税だけで1,636,160円かかりました。
以上がローコスト住宅の建築費用内訳のすべてです。
35坪4LDKローコスト住宅の税金・登記費用
税金や登記費用なので必ず必要な経費です。
境界ブロックフェンスは土地によっては必要ない場合もあります。
費用名 | 金額(円) |
---|---|
印紙税(請負契約書・売買契約書) | 20,200 |
建物登記費用 | 300,000 |
事務手数料 | 216,000 |
土地登記費用(固定資産・都市計画税清算金含む) | 300,000 |
火災保険料(10年分) | 150,000 |
境界ブロックフェンス | 280,000 |
施設負担金 | 300,000 |
水道市納金 | 173,800 |
合計 | 1,740,000 |
35坪4LDKローコスト住宅のローン申請費用
住宅ローンの申請費用の内訳です。
費用名 | 金額(円) |
---|---|
印紙税(住宅ローン契約費用) | 20,200 |
融資手数料 | 54,000 |
ローン保証料 | 0 |
団信生命保険特約料 | 0 |
つなぎ融資利息・手数料 | 0 |
合計 | 74,200 |
わが家は変動金利の35年ローンで組みました。
変動金利か固定金利で迷っている方は、こちらの記事を参考にしていただければと思います。
>>住宅ローンは変動金利と固定金利(フラット35)どっちがお得?
35坪4LDKローコスト住宅の費用を削減できる箇所
今思うといらなかった4つの削減できる費用は801,000円です。
名称 | 金額(円) |
---|---|
バルコニー増坪(0.5坪) | 70,000 |
バルコニー屋根設置 | 317,000 |
LDK・和室間仕切り設置 | 56,000 |
エアコン設置 | 358,000 |
合計 | 801,000 |
削減費用①バルコニー
そもそもバルコニーはいらないかもしれません。
ドラム式洗濯乾燥機を買ってから、ほぼバルコニーを使わなくなったからです。
使わないのに定期的に掃除だけはしないといけないという割とめんどうなことに・・
家にベランダやバルコニーはあるもの!
と固定観念にとらわれていました。
1階にテラスやウッドデッキを作って、布団をたまに干すくらいでいいかもしれません。
浮いた40万円で性能のいいドラム式洗濯乾燥機が買えますね。
さらに10年に1度ある防水工事の費用も削減できるため、バルコニーを無くすとメンテナンス費用も安くできます。
削減費用②LDK・和室間仕切り設置
LDKと和室を別々にするための仕切りは必要ないです。
大事なお客さんがきたときの為に、和室だけ別空間にしよう!
そう思っていたんですが、普通にLDKに入ってもらってます。
結局和室は子供のおもちゃ置き場になっていますね。(笑)
私がもし、もう一度和室を作るならこの3つを取り入れます。
- 一段上げてLDKの一角にする
- 段差部分に引き出しをつける
- キッチンから見える場所にする
上記のようにしとくと、小さな子供が和室やベビーサークル遊んでいる様子がキッチンから見えることで、料理中に何か異変があった時にすぐに気づけるなどの安心感があります。
削減費用③エアコン設置
結論、エアコンはすべて後付け工事のほうが安いです。
とりあえずLDKのエアコンだけハウスメーカーにお願いし、各部屋は後から別の業者に設置してもらいました。
LDKは20畳用のエアコンなこともあり、かなり高いですよね・・
流れでなんとなくお願いしましたが、家の完成後にホームセンターなどにお願いして設置したほうが安くすみます。
35坪4LDKローコスト住宅を300万円安く建てる方法!
ローコスト住宅を300万円安く建てる方法は、複数社から資料や見積もりをもらうことです。
ローコスト住宅ならどこも大差ないんじゃない?
そう思うかもしれませんが、そんなことはありません。
私は相見積もりを取ることで、全く同じ仕様の家を300万円安く建てられました。
これは私が特別なパターンではなく、注文住宅ではよくあることなんです。
まず相見積もりを取るには複数のハウスメーカーから資料請求する必要があります。
でも資料請求って個別にすると、めちゃくちゃめんどくさいんですよね。
そんな面倒な資料請求をまとめてやってくれるのが、無料の資料一括請求サービス。
資料一括請求サービスは複数あるんですが、そのなかでも信頼できる無料のサービスだけを以下の記事にまとめたのでぜひ参考にしてください。
ローコスト住宅の費用総額に関するよくある質問
ローコスト住宅の費用総額に関する以下のよくある質問にお答えします。
- 注文住宅の総額の平均はいくらですか?
- フルローンでも大丈夫ですか?
- 注文住宅を買う際はいくら貯金が必要ですか?
注文住宅の総額の平均はいくらですか?
土地代を省いた場合で国土交通省が発表した令和3年度 住宅市場動向調査報告書によると、全国平均で3459万円です。
三大都市だと3843万円とさらに高くなる傾向があります。
フルローンでも大丈夫ですか?
住宅を買う人の大半はフルローンで組んでいます。
私も35年ローン組んでいます。
また、住宅ローンは金利が比較的安いので車のローンを住宅ローンに統一する人もいるくらいです。
注文住宅を買う際はいくら貯金が必要ですか?
住宅購入時にちょこちょこ現金が必要になるので最低100万円は必要です。
現金は普段の生活でも使うため、フルローンだとしても200万円ほど貯金してある状態が望ましいです。