リビング階段に扉って必要?
扉を付けるとどんなメリットやデメリットがあるの?
本記事ではあなたのこんな疑問にお答えします。
- リビング階段に扉をつけないと後悔する理由
- 意外と知らない扉をつけるデメリットとメリット
- リビング階段に扉を付けなかった時の対処法
そもそもリビング階段にした方がいいのか、リビング階段にドアをつけるかどうかってすごい迷いますよね。
結論からいうと、吹き抜けや全館空調がある家以外はリビング階段に扉をつけたほうがいいです。
というのも、私はリビング階段に扉をつけなかったことをめちゃくちゃ後悔しているからです。
これから注文住宅を建てる方は、本記事の内容をぜひ参考にして理想の家づくりに役立ててください。
当ブログ「ローコストハウジングナビ」は2017年にローコスト住宅を建てて7年住んでいます。それらの経験をもとに解説します。
【実録】リビング階段に扉をつけないと後悔する!
私はリビング階段に扉を付けなかったことを以下の2つの理由で後悔しています。
- リビングの音が2階の寝室までよく響く
- エアコンの効きが悪い
後悔①リビングの音が2階の寝室までよく響くのでうるさい
一番気になるのははやっぱり音ですね。
扉がないと、テレビの音や話声がダイレクトで2階まで響きます。
意外と洗い物の音もよく聞こえますよ。
特に夜勤のある人や、動物を飼う予定があるならリビングに扉は必須です。
後悔②階段から2階へ暖気が逃げるのでエアコンの効きが悪い
夏場はましですが、冬はエアコンの効きが悪いと感じます。
暖気が階段を伝って2階に逃げてしまうんですね。
誰もいない2階の廊下が1番あったかくなってます。
リビング階段に扉が必要ない家の特徴3つ
- 吹き抜けがある
- 解放感のある階段になっている
- 全館空調設備がある
吹き抜けで全館空調がある家なら、扉は必要ないと思います。
空調の効きが悪くなくなることもないですし、
扉があるとせっかくの解放感が感じられなくなりますからね。
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ここまで扉をつけないと後悔するとお伝えしましたが、実は扉をつけるデメリットもあります。
【意外と知らない】リビング階段に扉をつける3つのデメリット
リビング階段に扉をつけるデメリットは以下の3つです。
- 扉がない場合より費用が高くなる
- 地味に開け閉めがめんどくさい
- リビング階段ならではの解放感が無くなる
デメリット①扉がない場合より費用が高くなる
数千万の内の少額とはいえ、扉一つでも約3万円ほどの費用がかかります。
ちなみに開き戸より引き戸のほうが6000円ほど高くなります。
デメリット②地味に開け閉めがめんどくさい
階段を行き来するたびに、扉を開け閉めする必要があります。
いままで階段に扉がなかった人からすると、手間に感じるかもしれません。
デメリット③リビング階段ならではの解放感が無くなる
扉をつけることで、リビング階段ならではの解放感が無くなります。
リビング階段はこんなイメージがあると思います。
リビング階段に扉をつけると階段自体が見えなくなるので、完全にリビングと階段が分離した状態になります。
この3つのデメリットは許容できる人が多いんじゃないでしょうか?
では反対にメリットを解説します。
リビング階段に扉をつける5つのメリット
リビング階段に扉を付けるメリットは以下の5つです。
- 防音性が良いので自室で集中できる
- 空調がよく効くので節電になる
- 家で焼肉してもにおいが2階まで充満しない
- あかちゃんが階段を上らないので安心
- ネコが寝室まで起こしにこないので安眠できる
メリット①防音性が良いので自室で集中できる
階段と2階の部屋で扉が2つになると防音性が格段に上がります。
2階で在宅ワークや自室で勉強する際も1階の音が気になりません。
逆に1階の人は2階で寝ている人がいても、気にせずテレビを見れますよ。
実家は扉が2つのパターンの人が多いんじゃないでしょうか?
メリット②空調がよく効くので節電になる
階段から暖気が逃げていかないので、空調の効率がよくなります。
結果的に節電にもなりますし、エアコンの負担も軽減されます。
メリット③家で焼肉してもにおいが2階まで充満しない
家で焼き肉や餃子焼いたりしますよね?
換気扇を回していても、
リビング階段からにおいが2階に上がってしまうものです。
ですが、扉があればいやなにおいをシャットアウトできますよ。
メリット④あかちゃんが階段を上らないので安心
あかちゃんがハイハイするようになると、どこでも行くんですよね。
キッチンや階段にベビーフェンスをつける家庭も多いと思いますが、階段に扉があるとその必要もなくなります。
ベビーフェンスの跡が残ったり、処分もしなくて済みますよ。
メリット⑤ネコが寝室まで起こしにこないのでゆっくり寝れる
最後はネコやペットを飼っている人限定になります。
朝はやくから寝室の前で鳴き続けられることがなくなるので、休みの日でもゆっくり寝られます。
リビング階段に扉を付ける際に気を付けたい2つのポイント
扉をつけるポイントは2つです。
ポイント①引き戸にすると人に当たらないので安全
開き戸ではなく、引き戸にしましょう。
階段からリビングに開く時に、家族にあたってしまうかもしれません。
それに万が一地震で家具が開き戸の前に倒れても、引き戸なら問題ありません。
ポイント②すりガラスだと暗い階段も明るくできる
すりガラスにすると、扉の前に誰かいるのかわるので事故防止になります。
すりガラスから光も入るので、階段も明るくなっていい感じです。
実際にやったリビング階段に扉をつけなかった時の対処法
- リフォームして扉を付ける
- 防音カーテンを設置する
リフォームして扉をつけるのは数十万円費用がかかります。
新築してすぐリフォームするのは現実的ではないので、却下。
ということで、わが家では防音カーテンを設置しました。
- 防音カーテン・・約10000円
- カーテンレール・・2000円
リフォームすることを考えたら激安です!
防音性といえば、家全体の防音性も大事ですよね。
最近はやりの1000万円台で建てられる、ローコスト住宅の防音性は大丈夫なんでしょうか?
ローコスト住宅の防音性について、以下の記事で解説するのでぜひ確認してみてください。
リビング階段の扉に関するよくある質問
リビング階段の扉に関する以下のよくある質問にお答えします。
- リビング階段の欠点はなんですか?
- リビング階段を設置するには何畳必要ですか?
- リビング階段はどこに設置するのがいいですか?
リビング階段の欠点はなんですか?
リビング階段の欠点は以下の3つです。
- 音や匂いが2階に伝わりやすい
- 冷暖房の効率が悪い
- プライバシーが確保しづらい
リビング階段を設置するには何畳必要ですか?
リビング階段を設置するには最低でも2畳分のスペースが必要です。
扉を付けない場合は階段に2畳分のスペースを取られても狭く感じないといったメリットもあります。
リビング階段はどこに設置するのがいいですか?
リビング階段を家の中央に設置すると移動が楽になります。
反対に外側に設置するとすっきり見せられ、扉を付けた場合は窓を付けておくことで暗くならない効果もあります。
また、リビングにある小上がりの和室に設置するパターンもオシャレです。
何を優先するかにもよりますが、私は2階の廊下部分が少なくできるので中央に設置するのをおすすめします。