ローコスト住宅は【こどもみらい住宅支援事業補助金】でいくらもらえる?

最大100万円もらえる『こどもみらい住宅支援事業補助金』

これから家を購入するなら絶対受け取っておきたい補助金ですが、条件によってもらえる金額が変わるので注意が必要です。

そんな『こどもみらい住宅支援事業補助金』をかんたんにわかりやすく解説します。

目次

こどもみらい住宅支援事業とは

こどもみらい住宅支援事業とは、2021年11月26日から始まった、『子育て世帯』や『若者夫婦世帯』を対象とした補助金制度で、最大100万円もらえます。

新たな経済対策の一つとして、『子育て支援』と『2050年カーボンニュートラル』実現の2つの観点から始まりました。予算は542億円。

家ねこ

新しくいい補助金がでてきて助かる!

そう思うかもしれませんが、実は今までのグリーン住宅ポイントシリーズの続編といった感じです。

気になる方は記事の最後に補助金の歴史をまとめたのでそちらをどうぞ。

こどもみらい住宅支援事業補助金の対象条件と金額

補助対象は新築(注文住宅・新築分譲住宅)とリフォームの場合があります。

新築の対象世帯条件

対象者は2パターンあり、どちらかを満たしていれば対象になります

パターン①:申請時点で夫婦どちらかが39歳以下である

申請時点で夫婦であり、どちらかが1987年4月2日以降に生まれた世帯。

  • 夫が50歳で妻が39歳
  • 夫が39歳で妻が50歳
  • 夫婦ともに39歳以下

パターン②:申請時点で18歳未満のこどもがいる世帯

申請時点で2003年4月2日以降に子どもが生まれた世帯

  • 夫婦ともに50歳で子どもが17歳
  • 夫婦ともに25歳で子どもが1歳

参考文献:国土交通省こどもみらい住宅支援事業を創設します!!

新築の対象となる住宅タイプと補助金額

新築住宅の場合、延床面積が50㎡以上であり、以下のいずれかの省エネ住宅であることが条件です。

3種類の条件と補助金額
  • ZEH基準を満たしている住宅・・100万円
  • 高い省エネ性能を有する住宅・・80万円
  • 一定の省エネ性能を有する住宅・・60万円

いずれかのZEHならOK。

  • ZEH
  • Nearly ZEH
  • ZEH Ready
  • ZEH oriented

ZEH基準を満たしていればオッケーなので、ZEH補助金をもらうことではありません。

ローコスト住宅も可能な【ZEH】をわかりやすく費用も解説

いずれかの高い省エネ性能の住宅

  • 認定長期優良住宅
  • 認定低炭素住宅
  • 性能向上計画認定住宅

一定の省エネ性能を有する住宅

日本住宅性能表示基準で定める断熱性能等級4で、一次エネルギー消費量等級4の性能を有する住宅

たとえば、小さい子供がいる20代夫婦がZEHを建てると100万円の補助金がもらえます。

リフォームの場合

リフォームの場合、子育て世帯や若者夫婦世帯に限らず、補助金を受け取ることができます。

リフォーム工事は3つの必須工事のどれかを満たせば対象となります。

  • 開口部の断熱改修
  • 外壁、屋根、天井または床の断熱改修
  • エコ住宅設備の設置

この3つのどれかと一緒にバリアフリーなど工事も可能です。

世帯の種類既存住宅購入の有無上限補助額
子育て世帯または既存住宅を購入してリフォームする60万円
若者夫婦世帯それ以外のリフォーム45万円
その他の世帯安心R住宅を購入してリフォーム45万円
それ以外のリフォーム30万円

こどもみらい住宅支援事業の申請方法と期間

申請手続きはすべて住宅業者が行います。

補助額以上の工事が着工してから申請を行い、補助金を受け取るタイミングは原則工事が完了して引き渡しが終わった後になります。

補助金は住宅業者に振り込まれ、そこから購入者に渡されるされるかたちです。

申請手続きは業者が行いますが、補助金を受け取りたいと業者にしっかり伝えましょう。

申請期間は事業者登録後~2022年10月31日までです。

予算満了となり次第、終了します。

他の補助金との併用は一部可能

併用可能な補助金とできない補助金があります。

併用できる補助金
  • 住まい給付金
  • 住まいの復興給付金
  • 東京都ゼロエミポイント
  • 地方公共団体補助金
  • 住宅ローン控除
併用できない補助金
  • ZEH関連補助金
  • 地域型住宅グリーン化事業
  • グリーン住宅ポイント

他にも併用可能な地域限定の補助金があるので、
担当の住宅会社に確認するとよいでしょう。

こどもみらい住宅支援事業の注意点は3つ

①ZEH関連の補助金は受け取れない

ZEH基準を満たすことと、ZEH補助金を受け取ることは違います。

併用できないので、ZEH関連の補助金か、こどもみらい住宅支援補助金かどちらか補助金額が高い方を受け取りましょう。

普通のZEH補助金なら子ども未来住宅支援補助金のほうが多くもらえます。

②認定住宅にすると満額受け取れない

長期優良住宅の場合、申請するのに20万~40万円ほど費用がかかります。

補助金額は80万円ですが、実際に受け取れるのは40万~60万円と満額受け取れません。

業者によって申請費用がちがうので、最初に確認しておいた方がいいですね。

③着工の時期を確認する

着工の定義は基礎工事を始めるときか、地盤改良工事が始まった時です。

事業者登録ができてないのに、着工してしまうと、補助金が受け取れません。

地盤改良が必要な場合は注意が必要です。

こどもみらい住宅支援事業を使えるハウスメーカーの探し方

こどもみらい住宅支援事業者の検索 に登録した事業者のうち、公表を希望する事業者のみ公表されています。

気になるハウスメーカーの資料が欲しい場合は、無料の資料一括請求サービスを使うと便利です。

補助金の歴史

補助金は2010年3月8日から現在まで名前を変えてシリーズ化されています。

第1期:住宅版エコポイント制度 2010年3月8日~2011年12月31日

第2期:復興支援・住宅エコポイント 2011年10月~2012年9月

第3期:省エネ住宅エコポイント 2014年~2016年3月

第4期:次世代住宅ポイント 2019年~2020年3月31日

第5期:グリーン住宅ポイント2020年12月15日~2021年10月31日

第6期:こどもみらい住宅支援事業 2021年11月26日~

きむら

こんな感じで定期的に出るので、できれば受け取りたいですね。


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